運送業の複雑な時間管理を一元管理! 管理工数の削減により2024年働き方改革への基盤も万全に

  • 株式会社C&Fロジホールディングス 様
    労務部 ご担当者様
  • 業種:
    運輸業
  • 拠点数:
    約120箇所(2022年3月現在)
  • 対象規模:
    約11,100人
  • 運用開始:
    2021年4月~

事業内容:
「フローズン輸送の(株)ヒューテックノオリンと、チルド輸送の名糖運輸(株)が2015年に経営統合し(株)C&Fロジホールディングスグループとなる。物流により培ったノウハウから派生するさまざまな物流情報を分析・活用し、物流保管・輸配送することにとどまらず、物流在庫、輸配送管理のありかたなどを提案提供していく総合物流情報企業を実現。

所在地:
〒162-0056 東京都新宿区若松町33番8号 アール・ビル新宿

  • 導入の目的

    経営統合によるシステム統合

    コンプライアンス遵守

    誰もが使いやすいシステムの導入

    複雑なシフトパターンと変動費(給与手当)への対応

  • 導入製品

1. 2社統合により約11,100人の勤怠管理を同じシステムで管理することに

Q:導入の背景について教えていただけますか?

(株)C&Fロジホールディングスは、2015年にフローズン輸送の(株)ヒューテックノオリンと、チルド輸送の名糖運輸(株)が経営統合し、(株)C&Fロジホールディングスグループとして設立しました。それまでは2社とも異なる勤怠管理システムを利用していましたが、経営統合により約11,100人の管理を1つのシステムに統一することになりました。

物流業は複雑なシフトパターン、拠点数が多いといった特徴があります。例えば、当社では主に7つの職種に分かれています。その中でも過半数を占める作業職・ドライバー職は24時間体制を敷いており、10分単位でのシフトを組んでいます。多岐にわたるシフトパターンへの対応はもちろんのこと、ITリテラシーの有無に関わらず誰もが操作できるシステムである必要がありました。

2.機能面はもちろん勤怠管理システムのトップベンダーである安心感

Q:TimePro-VG導入のきっかけを教えていただけますか?

これまで異なる勤怠管理をしていた2社が統合したことにより、コンプライアンスはもちろん従業員側の操作性を重視してシステム選定を行いました。また、当社では交通費のほか、ドライバーへの無事故手当や危険手当など多様な変動費を設定しており、給与計算のために細かな時間設定ができることも重要でした。
これらを踏まえて複数社での製品を比較検討した結果、TimePro-VGが最も当社に適しているという結論に至りました。まずアマノ社は勤怠管理システムのパイオニアであり、ソフトウェアについて長年のノウハウを蓄積されていることです。他社からは他メーカーのタイムレコーダーとの連携を提案していただきましたが、アマノ社は自社製品での提案だったためソフト・ハード面の両方でサポートしてもらえることが心強かったですね。

プロジェクトメンバーと実務運用者の評価を取りまとめた結果、TimePro-VGの機能・操作性への評価が最も高く、他社と比べて費用は多少高額だったものの価格以上のメリットが得られることから、ほぼ満場一致で決定しました。

操作性の高さから、勤怠管理への意識が向上

出退勤は全従業員がICカードタイプのタイムレコーダーを利用しています。打刻時刻は随時システムに反映されるため、タイムリーに正確な勤怠管理が行えます。また、これまで勤怠管理システムに触れてこなかった人でも、直感的に操作できる画面設計なので、現場から労務部への問い合わせが大幅に減りました。これにより、従来は操作が面倒で勤怠管理にやや無関心であった管理職・幹部社員も自部署のデータ管理を積極的に行うようになったと感じています。

物流・運輸業の特徴である休憩・仮眠時間を除いた拘束時間やドライバー職の荷待ち時間の扱い方など、従業員側でも労働時間に関する考え方が深まっていったことも大きな変化でした。

 

何をすれば良いかがひと目で分かる画面設計

細かなシフトパターンと複雑な給与計算との正確な連携

すでに述べたとおり、当社は業種柄、職種が多岐に渡ります。

特に倉庫作業やドライバーなどは24時間体制で、10分単位でのシフトパターンを形成しています。具体的にはA~Iの9グループに分け、それぞれ定時開始5:00~翌4:45の10分間隔でシフトを作り総計約900本のシフトを標準機能で運用できました。また、個人の契約により月曜~日曜で当該シフトを予めマスターに設定し、スケジューリング運用しています。従来のシステムではシフト修正が多く負担が大きかったのですが、TimePro- VGならこの負担も軽減することができました。
また、当社独自の手当を導入していることから、勤怠データと給与計算との連携がかなり複雑になります。その点、TimePro-VGでは当社の細かいシフトパターンと合わせて、交通費・各種手当などの変動費との連携もスムーズに行えます。間違いが許されない給与計算が正確にできることは非常に安心ですね。

細かいシフト区分管理と拘束時間・休息時間管理

特殊な給与設定も可能

現場の利便性が向上し、管理業務も大幅軽減

TimePro-VGはシステムの柔軟性が高く、自社でもある程度の設定が可能です。日々上がってくるさまざまな要望に対してアマノ社に問い合わせずとも、スピーディーに対応することができるようになりました。また、効率化に大きく貢献したのは、各画面のデータを簡単にエクセルへ抽出できる「スプレッドシート機能」です。システムから様々なデータをすぐに出力し、二次加工できるので、勤怠データの集計以外にも様々な用途でデータ活用ができるようになりました。本社だけでなく現場でも活用されており、各種データ作成にかかる時間が短縮され、管理業務も大幅に軽減されました。

データ活用に便利なスプレッドシート機能

3.勤怠管理だけでなく、生産性の向上を目指す

Q:TimePro-VGを活用して、今後実現したいことはありますか?

システム導入から約10か月経ちますが、2024年に控える運送業の働き方改革に向けてより厳密に勤怠管理を行っていくために、まだ行き届いていない拘束時間の管理などを徹底していくことが重要だと感じています。また、来年には勤怠データの前年比の比較ができるようになり、このデータを活用して生産性をいかに上げていくかという次のステップに進みたいと考えています。

また、ドライバーの労務管理を目的にデジタルタコメータ―やドライブレコーダーなどと連携できるようになると活用の幅が広がるのではと期待しています。

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