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ハイブリッドワーク

はいぶりっどわーく

公開日時:2021.11.29 / 更新日時:2022.03.09

ハイブリッドワークとは、出社して働くオフィスワークと、サテライトオフィスやコワーキングスペース、自宅などで働くテレワークを組み合わせたコロナ禍以降の新しい働き方です。新型コロナウイルス感染拡大の影響によりテレワークに移行したものの、テレワークのみでは仕事に集中できない人や業務上出社が必要な人がいたため、ハイブリッドワークが生まれました。具体的には、週3日は自宅からテレワークをし、週2日は出社するといった柔軟な働き方などが可能です。生産性を確保しつつ柔軟に働けるため、コロナ禍だけでなく、アフターコロナの働く形として注目されています。

ハイブリッドワークのメリット・デメリット

ハイブリッドワークとは、テレワーク・オフィスワークを組み合わせるというコロナ禍以降の新しい働き方です。このハイブリッドワークのメリット・デメリットを解説します。

【メリット】生産性やモチベーション向上につながる

ハイブリッドワークでは、集中したいときはテレワーク、コミュニケーションを取りたいときはオフィスワークというように状況に合わせて選択できるため、従業員の生産性やモチベーションの維持・向上につながります。

状況働き方
集中したい時テレワーク
コミュニケーションを取りたい時オフィスワーク

また、ハイブリッドワークは従業員が働く場所を自由に選択できるため、子育てをしている従業員や、介護をしている従業員も働きやすくなります。育児や介護を理由とした離職が減る上に、新たな人材の確保にも有効です。

【デメリット】従業員の業務状況の把握が難しい

ハイブリッドワークには、従業員の業務状況の正確な把握が難しいデメリットがあります。本社オフィスやサテライトオフィス、コワーキングスペース、自宅などで働くことになるため、従業員がその日どこで、どの程度の時間働いていたかなど、正確に把握するのは困難です。また、隠れ残業によって法定労働時間を超えて働く人や過重労働によって体調を崩す人が出る可能もあり、労務リスクになる可能性があります。

ハイブリッドワーク成功のポイント

ハイブリッドワークを成功させるには、以下の3つのポイントを押さえるのが重要です。

  • ITツールの導入
  • 社内ルールづくり
  • 公平な評価制度の策定

ここでは、それぞれの取り組みが効果的な背景を解説します。

ITツールの導入

従業員の業務状況を正確に把握するために「勤怠管理システム」の導入がおすすめです。勤怠管理システムの中には、オフィス外でも出退勤時間を打刻できる機能や出退勤時刻とPCのログオン・ログオフ時刻の差異を表示する機能を搭載しているモデルもあります。出退勤時刻とログオン・ログオフ時刻として記録された2つの時間の間に乖離がある場合、隠れ残業があったかの判断ができます。労務リスクを減らすだけでなく、従業員の健康を守るためにも役立ちます。

また、ハイブリッドワークにはコミュニケーションの課題もあるため、コミュニケーションツールの導入も有効です。新型コロナウイルス感染拡大に伴って、コミュニケーションツールのサービスが拡大しています。登録されているメンバーからグループを自動で作り、ランチやコミュニケーションを促す機能が付いているツールもあり、ハイブリッドワークで問題となるコミュニケーションの希薄化の対処に役立ちます。

社内ルールづくり

ハイブリッドワークでは、オフィスワークとテレワークの従業員間で情報共有するルールが必要です。その場にいない従業員がいることを考慮し、確実に情報共有するためのルールや担当者不在時の対応方法のルールを決めることで、社内での連絡漏れの防止や顧客への迅速な対応が可能になります

具体的には以下のようなルールの例が挙げられます。

  1. 毎月1週目と4週目はチームごとにオフィスに集まり、チームでの動きの確認や戦略会議を行う。
  2. コミュニケーションツール内でプロジェクトやチームごとのグループを作り、担当者が出社していなくても情報をすぐに共有できるようにする。など

公平な評価制度の策定

テレワークとオフィスワークによって評価に差が出ないよう、公平な評価制度を策定する必要があります。ハイブリッドワークでは、テレワークをしている従業員の働きぶりが見えにくく、評価が低くなるという懸念があります。この状態が続けばハイブリッドワークの利点がなくなるため、利用が進みません。もしくは導入しても制度が形骸化する恐れがあります。

どのような働き方をしても評価に差が出ないように、成果主義から能力主義への移行、1on1や360度評価の導入などを実施している企業もあります。

まとめ

ハイブリッドワークとは、出社して働くオフィスワークと在宅やサテライトオフィスでのテレワークを組み合わせた働き方のことです。従業員のモチベーション向上に役立つ一方、従業員の業務状況の把握や管理が難しいといったデメリットもあります。従業員の業務状況の正確な把握には、勤怠管理システムが役立ちます。他にも、社内ルールや公平な評価制度を作ることで、ハイブリッドワークの促進につながります。

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